おうち時間にプラス！こだわりの味をご自宅にパン＆サンドイッチ＆焼き菓子

対面式の小さなパン屋 ハードからソフトまで

　自家製酵母バケットは260円ですぐ売り切れる。ぶどうパンは220円（各税別）。値段表にアレルゲンまで書いている。

香ばしく味わい深い 100％自家製酵母パン

　レーズンから作る自家製酵母、ルヴァン種、白神天然酵母を組み合わせてパンを作っています。水分が多め、高温でしっかりと焼き上げているハード系のパン。またアンパン、塩パン、食パンなどソフトタイプのパンも並んでいます。噛めば噛むほど味わい深く、香ばしいパン目当てに、オープン時に並んで買う人も少なくないとか。

　人気店になっても「常にパン生地の状態に合わせてパン作りを心かける」がオーナーの信条。毎日が努力なのだそうです。

粉のうま味と甘みを しっかり感じられるパンに

　北海道を主とした国産の小麦粉と、店内で製粉したドイツ産の有機ライ麦を使用。粉の味を強く感じられるカンパーニュ260円や、北海道よつばバターをたっぷり折り込んだクロワッサン200円（各税込）が人気。

粉のうま味と甘みを しっかり感じられるパンに

　国産の小麦粉と、店内で製粉したドイツ産の有機ライ麦を使用。ひき立てはやはり香りが違うと、いずれは小麦も店内で製粉したいとのことです。酵母は小麦から起こした自家製酵母、セミドライのパン酵母を使用。香ばしさからほのかな酸味、最後に甘みを感じられるという流れが理想。粉のうま味と甘みをしっかり感じられるパンを目指しています。人気のクロワッサンはバターの香り、ミルク感、ライ麦の香ばしさとサクサクの食感を感じられます。チーズケーキ、クラシックショコラや季節の果物を使用した焼き菓子も人気です。

名前も新たに移転オープン より自然を大切にする店に

　移転前の「パン屋福笑」同様、体内の毒素を吸着して排出したり、整腸作用などが期待できる麻炭を練りこんだ独自製法で作るパンを提供。大きなオリーブの木の周りなどに置かれたパンのサンプルを「摘む」買い方に。

身体に優しいパンを ごみを出さず食べて

　「パン屋福笑」が名前も新たに移転オープン。自分たちらしく一歩ずつ進歩していくという意味で名付けたとのこと。身体に優しい麻炭を練りこみ独自製法で作ったパンを提供。将来的には地元産の小麦を自家製粉するという目標もあります。

　子どもにもパンを自分で選んでほしいと、店内の棚に置かれたパンのサンプルを籠に自分で入れて、レジで本物のパンと交換してもらいます。紙袋はありますが、昔の豆腐屋さんのように、タッパーなどを持ってきてほしいとのこと。できるだけごみを出さない、環境にも優しいパン屋を目指しています。

主食のパンは安く時間をかけて発酵を

　ポルテの意味は「扉」。扉を開いたらパンがあるという意味と、扉を開いて進むという思いが込められている店名。

常連客に支えられて 5月で8年目のパン屋

　バケットは塩しか使っていないのに甘味を感じることができます。小麦粉の糖分を引き出すため長時間の低温熟成で製造しているからです。また天然酵母食パンはプレーンが人気。麦芽玄米、レーズン、五穀の4種類があります。

　バケットや食パンはご飯のように毎日食べるパンだから、値段をオープン当初から据え置き。菓子パン、おかずパンも100円代の設定でリーズナブルです。「この値段で買ってもらえたら十分」というオーナー。常連も多く、目当てのパンが売り切れていたら「また明日来ます」とやさしく言葉をかけられることもたびたびあるそうです。

全国大会2位の食パン 毎日食べて飽きない味

　一昨年開催の第4回ベーカリー・ジャパンカップで全国2位に選ばれたパン・ド・ミ1本500円と古代米食パン1本600円（各税込）。この受賞をきっかけにほかのパンもすべて国産小麦に変更。安心安全なパンを提供している。

イーストフード使わず安心安全に食べられるパン

　一昨年開催された第4回ベーカリー・ジャパンカップの食パン部門で、国産小麦を100％使用した基本的な食パンと地産地消・健康栄養を考えた食パンの2種類を作り、準優勝に選ばれたのは、店長の村東秀紀さん（43）が5年かけて作り上げた食パン。古代米食パンは湯種製法で作り、奈良県産の古代米と白米を練りこんでお餅のようなモチモチ感とプチプチ食感に。さらに和をイメージして、きな粉や黒蜜を加えています。受賞を機にほかのパンも国産小麦に変え、イーストフードを使わない、安心安全に食べてもらえるパンを60種以上提供しています。

オリジナルレシピで手作り 食べ飽きない味を大切に

　食材のおいしいバランスを基本にしたサンドイッチが10～12種。うち6種は日替わり。「パンと具を食べてこそのサンドイッチ」とパンは6枚切りを使用。インスタで毎日メニューをアップするので確認を。

料理教室の人気講師から転身 インスタにメニューアップ

　昨年11月にオープンしたフレッシュな店。サンドイッチ専門店として、SNSや口コミで人気を広げています。
　一番人気は、たまごサンド。大宮農場の卵を使い、マヨネーズ少なめで、卵を最もおいしく食べられるバランスで仕上げています。「奇をてらった味ではなく、飽きない味を大切にしている」という店主の山口望さん（49）。店頭には毎日、10～12種ほどのサンドイッチが並び、うち6種類は日替わり。スイーツ系を含め、全てオリジナルレシピで、手ごろな価格も魅力。気持ちのいい接客もあって、着実にファンを増やしています。

幅広い年代が楽しめる満足感あるパンを提供

　パンに合うコーヒーを独自の配合でブレンドし、豆の販売やテイクアウトも行っている。世界各地のコーヒーを取り寄せることも可能。

オリジナルブレンドでパンに合うコーヒーも

　昨年5月にオープン。店名は「幅広い年代の人に楽しんでもらえるように」と「楽」から。親子カメぱんなど子どもに人気のキャラクターパンから高級食パンや総菜パンまで幅広い商品がそろいます。
　食パンは4種類提供。中でも人気のGakuプレミアムブレッドはすべて国産の材料を使用。ほかのパンも満足感を重視して、高品質な具材をたっぷり使っています。ほかにもサクふわメロンパン170円（税別）や、お持たせにも利用できるGakuブリオッシュクリームも人気で現在6種類販売しています（1個200円税別）。

製法にこだわった高級食パン長時間熟成でモチモチしっとり

　北米産の小麦粉、北海道産バター、生クリームなど厳選の素材。焼き上げの2日前から仕込みを始め、丁寧に熟成。まる2日間、手間暇をかけることにより素材の甘みと風味、食感を引き出している。1本800円（税込）。

生食でもトーストでも 食パンとベストマッチのコーヒー

　作り方にこだわった食パン専門店として昨秋オープン。元ダネを焼き上がりの2日前から仕込み、低温で長時間熟成。当日、店内工房で焼き上げます。48時間じっくりと時間をかけることで、素材の甘みと風味を引き出し、もちもちとした食感に。「まずは生食のままで、2日目以降はトーストがおすすめ」とのこと。1日に焼き上げる本数は200本ほどで売り切れ次第終了となります。なお、系列店であるまほろば珈琲のブレンドコーヒーも販売（前日17時までに要予約）。月替わりで5種類が店頭に並びます。

旬の果物や野菜を使って懐かしい味わいにファン

　体にやさしい素材にこだわった100％手作りのケーキ6種ほどがガラスのドームケースに並ぶ。1種は週替わりで、すべて1カット300円（税別）と手ごろ。洋酒に漬け込んだナッツやフルーツの焼き菓子は手土産に。

すべて一から手作り 他にはないラインナップ

　「赤毛のアンに夢中になって、いつもテーブルにケーキがあったらいいな」の思いを形にした荒井佳子さん（61）。焼き菓子メインの店を昨年オープンしました。北海道産の小麦粉、よつ葉のバターなど基本素材にこだわり、自家製の清見オレンジや野菜、リンゴなどを使って一から手作り。カボチャのケーキは酒の代わりにみりんを使うなど他にはない味わいです。元々酒屋を経営していたこともあり、お酒にも精通。ラム酒やブランデー、ナッツを使った丸・芋型ケーキ（500円～・税別）は香りもよく、手土産としても喜ばれています。

木金土曜日にオープン焼き菓子とケーキの店

　焼き菓子は単品200円～220円(税別)。店内で食べる生ケーキは3月までお休み。

夫婦で助け合いの店 丁寧につくるお菓子

　東吉野村立中学校の近く、Little ovenは一品一品丁寧に作られたケーキ屋です。オーナーは中峰瞳さん。家具職人である夫の渉さんが制作した机やイスが置いてあるイートインコーナーは、家具工房を見ながらケーキが食べられます。
　瞳さんはかつて和歌山のケーキ屋で働き、ケーキ作りを学んでいったそうです。結婚して飛騨高山に行くことになってもケーキ屋に関わっていました。独学も含めてお菓子作りをずっと続けています。縁あって東吉野村で昨年店をオープン。道路が凍結する1月2月、実店舗は休み、ネットショップなどで商品を販売する予定です。