スニーカーにはきかえて

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番外編 京都・壬生

奈良から近鉄京都線で竹田に、そしてそのまま地下鉄で四条まで。阪急線に乗り換え一駅で阪急大宮駅に着く。地上に上がり、少し西に進むと「壬生川通」という標識が見える。

NHKの大河ドラマ「新選組!」にわく京都・壬生である。今は中心地からは外れているものの、ビルが建ち並ぶ市街地である。壬生川通を南に進むと、"誠"の旗があちこちに見え始める。

旗に導かれるように綾小路通を右折し、しばらく歩くとまず旧前川邸が左手にある。今も実際に住居として使われているとのことで、土・日曜、祝日しか 公開されていない。旧前川邸を過ぎ、角を曲がるとすぐに新選組が創設期に屯所としていた「八木邸」がある。こちらは見学できる。

今の家屋からすると鴨居や天井は低く感じられる。「昔、この辺りは田んぼの広がるのどかな地でした」とガイドさんの話。実際に芹沢鴨が寝起きし、殺されたという部屋で説明を聞く。その時に付いたという傷が鴨居に残っている。屋敷を出ると、八木家の子孫の人が営業する御菓子司「京都鶴屋」で、壬生の特 産品であるミブナが入った屯所餅と抹茶をよばれられる。ここには昔離れがあり、近藤たちが寝起きしていたそうだ。

八木邸から少し南に行くと壬生寺がある。新選組が訓練を行い、沖田総司が子どもたちと遊んでいたと伝えられている。今は境内に保育園もあり、夕方の 迎えの時間か、子どもたちの声が聞こえ、ハトが飛び交うのどかな風景が広がっている。隊士の墓も「壬生塚」として残っているが、公開が16時までのため見 ることができなかった。

「新選組にとって、壬生にいたころが一番華やかに輝いていた時代だったのでしょう」というガイドさんの話が印象深い。150年ほど前、今とはまった く違う世界がここにはあった。若者が時代を変えようと走り、世の中は大きく動いていた。壬生にはドラマが始まる前から多くの新選組ファンが訪れているとい う。新選組の息吹を、まざまざとこの地では感じることができる。

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新選組が屯所にしていた八木邸

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隊服や隊旗も売られている(京屋忠兵衛)

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近藤や土方のラベルがずらりと並ぶ
(本所酒店)

地図

八木邸

京都市中京区壬生