スニーカーにはきかえて

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龍穴神社(宇陀郡・室生村)

近鉄室生口大野駅からバスで血原橋行きに乗り、龍穴神社を目指す。15分ほどで龍穴神社のバス停に着く。龍穴神社は幹線道路から一歩入っただけなの に、静寂。この龍穴神社と室生寺は「鎮守社と神宮寺」の関係。宝亀年(770〜780)ころより続き、杉の大木がその歴史を語っている。

境内にある地図によると、龍穴は山の中にある。前の道をさらに500mほど南下し、東の方向へ山に上がっていく道を見つける。看板も何もないが信じ て登っていく。舗装された一本道。曲がりくねって目的地が見えない不安にかられる。800mほど来ただろうか、やがて右手に白い鳥居が見えて安堵する。目 指す龍穴はさらに200m進んだところにあった。階段を下りていくと川のせせらぎが聞こえ、湿った空気が流れる。やがて茶褐色の鱗を光らせた龍が目の前 に。

大きな一枚岩の上に流れる川が、一本の太い線のようにはしり、岩の茶色をはっきり目立たせている。ところどころに生える藻が、鱗のように見える。川 の横に天然にできた洞窟が龍穴。まるで龍がそこから出てきたようだ。岩盤が長い年月をかけてこのような形になったのかと思うと不思議でならない。龍の眠り を妨げないようにその場を去った。

「龍穴への看板は、落ちたままなんですよ」と神社の隣りに住む松久文徳さん。毎年10月15日の秋祭りは、獅子舞が奉納され、この静かな神社もにぎわうそうだ。

近くの室生寺の参道に立ち並ぶお土産物屋の間に「花の里」看板。そばにある花屋さんに教えてもらった通り、コンクリートの急坂を5分歩く。無人の小さな花 畑。バラ、ショウブ、シャクヤク、季節の花を近くで観察し、ベンチで休息をとる。帰りがけに「鬼の足跡」が近くにあるという情報を得る。神秘的な名前にひ かれるが、入り口の看板の先は、山道なので断念した。涼しい風が川面から流れる。また季節を変えて訪れたいものである。   (え)

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龍穴神社、杉の巨木で
拝殿が小さく見える

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龍穴、雨乞い神事はここで行われた

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花の里、入口に入場料を入れる箱がある

地図

龍穴神社

宇陀郡・室生村