この秋おすすめ奈良のNEWスポット

フードからマルシェまで 豊かな自然と特産品を生かして

　今夏オープンの複合的商業施設。食べる、買う、体験する、つながることで町の魅力に触れ、楽しむことができる。地産地消メニューが豊富で休日は行列ができるほど。テイクアウトスタンドではジェラートやコーヒーも。

キッズも体感できるウッドパーク 地域の作家の発信拠点に

　秋野川沿いに建つ小学校をカフェレストランやマルシェ、ウッドパークなどを備える体験型複合施設にリノベーション。7月オープンのフレッシュな施設ながら既に話題を呼んでいます。レストランでは下市産の果物や薬草を使ったピザやデザートを提供。特に薪火の窯で焼き上げるピザは旬の食材を生かし、人気レシピを再現した絶品の味わい。柿やキウイなど町産のフルーツやハーブを使ったクラフトビールも人気です。マルシェではオリジナルの菓子や加工品、地域の作家の作品なども販売。季節を意識したシーズナルな展開なので訪れる度に楽しめます。

動物たちとも触れ合える 棚田を開拓したアウトドア施設

　自家製発酵飼料などで育てたアローカナという品種のニワトリを養鶏。カフェでは採れたての卵を使ったメニューを提供している。木製遊具や動物とのふれあい広場、BBQサイトなどを併設しているので、家族で1日楽しめる。

大阪ー奈良の県境 暗峠の新スポット

　30年間手つかずになっていた休耕田を開拓し、アウトドア施設として今年4月にオープンしました。「大自然の中で思い切り楽しんでほしい」というオーナーの思いから、施設には大型の木製遊具やミニチュアホース、ヤギと触れ合える広場を設けています。
　併設する「egg cafe」では、自社で養鶏したニワトリから採れた新鮮卵を使った、こだわりオムライス自家製ケチャップ1600円、アローカナのたまごかけご飯定食800円などを提供。シュークリーム2種900円などスイーツも人気です。ガーデン席での食事は、これからの季節におすすめです。

旧小学校の教室をリノベ 時間を忘れてゆったりと

　旧東豊小学校の校舎を活用した自然体験施設「東豊ベース」で、職員室として使われていた教室をリノベーションして今年4月にオープン。おすすめは、大和当帰などたっぷりスパイスを使ったひがしとよカレー1000円。

目の前が大自然 子どもも大人も楽しめる場所を

　およそ20年前に閉校した校舎を活用し、「山添の大自然の中で都会ではできない体験を」をテーマに、キャンプやBBQを楽しめる施設です。
　レトロ感を感じさせるカフェでは、できるだけ山添産の素材を使ったメニューを用意。ひがしとよカレーのほか、白いマルゲリータ1200円も人気です。
　牛乳とプリンから名付けたぷうにゅうは、給食用牛乳ビンをイメージしたビンの中に、季節によって変わる4層の味が楽しめるスイーツ。カフェから見える山並みは、秋には紅葉が楽しめるとのこと。「ゆっくりとおしゃべりを楽しんでください」と澤とも実店長。

駅前でふらっと立ち寄れる 地域に開かれた施設に

　「人と街と緑が交わる商業施設」として近鉄大和西大寺駅南側に昨年春オープン。芝生広場を囲むように、セミナーを開催するスペースや、飲食店などが並ぶ。キッチンカーの出店やイベントも開かれ、ふらりと立ち寄れる施設に。

天然芝の緑を感じて 新しい街の交流拠点に

　30年以上かけて再開発され、新しくマンションなどが立ち並ぶ近鉄大和西大寺駅の南側に、昨年新しくできた施設。地域コミュニティーの拠点としていろいろなセミナーも開催されている住まいと暮らしのぷらっとHOMEのほか、カフェや海鮮料理、イタリアンなどの飲食店が5店舗入り、モーニングからディナータイムまで営業しています（営業時間等は各店舗ごとに異なる）。飲食店は県内で人気の駅から遠かった店などが駅前のこの施設に移転、また2店舗目としてオープン。どの店からも芝生広場が見え、テイクアウトした商品を芝生広場やベンチで食べることも可能です。

古民家を改装した上質な空間 奈良の食材を懐かしく新しい洋食に

　築100年以上の古民家を改装した分散型ホテル。そのうちレストランの洋食屋ケムリは宿泊者以外でも利用が可能。地域の食材をシェフ自らが厳選し万人に愛される洋食に仕立てる。美人卵のナポリタンコース3190円など。

昭和レトロな銭湯にサウナファン 奈良の魅力を知るきっかけに

　万年筆本舗だった古民家を改装した宿泊施設をはじめ、銭湯、レストランなどすべて古民家をリノベーションし、分散型ホテルとして2022年にオープン。「日常のような非日常を味わいながら心潤う体験を」という副支配人の西村紗央里さん。県内からの宿泊も多いといいます。御所宝湯や洋食屋ケムリは宿泊者以外でも利用可能。ローカル・ガストロノミーをコンセプトとしたケムリでは地域の食材を使い、誰もが親しめる洋食を提供。ランチは予約しての来店がおすすめというほどの人気ぶりです。油長酒造の風の森の飲み比べメニューもあり、御所のおいしいものを堪能できます。

酒蔵で作られるビール ファミリー層も楽しんで

　長龍酒造広陵蔵の横に一昨年春オープン。土日祝日はさまざまなスタイルのクラフトビールや日本酒を販売。酒粕入りどて焼きや酒粕牛すじカレーなど食事メニューもあり、飲食スペースや芝生広場でお酒と一緒に楽しめる。

日本ならではのビールを 遠方からも来てもらえる施設に

　酒造会社である長龍が、日本ならではのビールを作りたいと、クラフトビールの製造を始めたのがコロナ前のこと。その後、元幼稚園があった隣接する土地にブリューパークをオープン。タップルームやショップコーナーもあり、毎月2種類ほど新しいビールも提供。直接お客さんの声を聞くことで、新商品の開発にもつながっているそうです「。地元の人はもちろん、遠方の人や家族連れにも来てほしい」と長龍酒造の川村真以さん。11月の蔵開きをはじめ、定期的にイベントも開催しています。